<十勝版 低炭素基準の家 & デザイナーズ賃貸>
いつもブログをご覧くださり、誠にありがとうございます!
さて、家を選ぶ 又は 家を建てる上での基準が変わったことを知っている方は、どの位いらっしゃるでしょうか?
株式会社 杉山では、多くの方に知って頂き、後で、後悔をしないよう、少しずつ画像や資料をを交えながら、お伝えしていきたく思っております。
先ずは、
WEB管理人が提案する『1,300万円代~プレミアム住宅』でも、低炭素基準クリアを、以後のスタンダード基準として、推奨してまいります。
出展:下記画像等は、LIXIL様HP、並びに、国土交通省、経済産業省の掲載データより抜粋致しております。
エネルギーの無駄づかいを減らして石油依存度を下げるために、
「省エネ基準」が施行されたのは、第二次オイルショックが起こった昭和54年。
その後、平成4年の改正で「新省エネ基準」、平成11年の改正で「次世代省エネ基準」となり、
今回13年ぶりに改正されました。
建物外皮の断熱性能を指標とした「次世代省エネ基準」から一歩進んで、
建物全体でエネルギー消費量を減らす時代が始まります。
最近よく耳にする、低炭素基準の家。
この『低炭素基準』ってなんの為につくられたものなのか?
ここで解決しちゃおう♪
さまざまな省エネ設備も考慮して、
建物全体の一次エネルギー消費量を算出。
断熱性能の数値は、建物の大きさや形の
影響を受けにくいUA値を採用。
地域区分は8地域に変更し、
2020年度までには省エネ基準を義務化。
まず、第1回は・・・!?
新しい省エネ基準の特長は、大きく次の3つに分けられます。
地域区分の変更、断熱基準の見直し、そして一次エネルギー消費量の採用。
中でも最も大きな特長が、一次エネルギー消費量という新しい指標です。
まずは、ここからご説明しましょう。
これまでの「次世代省エネ基準」(平成11年改正)では、おもに建物の断熱性能を評価していました。
でも、いくら構造や躯体の断熱性能を高めても、家の中の設備機器が省エネ型でなければ、
住まい全体で使うエネルギーは効果的に減らすことができません。
そこで新しく採用されたのが、「一次エネルギー消費量※」という指標。
設備機器を含めた住まい全体の省エネ性能を評価することで、燃費の良い家を増やしていこうというわけです。
※一次エネルギー消費量とは、建築や住宅で用いるエネルギーを熱量換算した値のことです。
ただし、電気については、電気そのものの熱量ではなく、発電所で投入する化石燃料の熱量を用います。
一次エネルギー消費量の計算に含まれるのは、冷暖房をはじめ、換気、給湯、照明などの設備機器。
それぞれ種類や設置方法、省エネ対策によって、評価が変わってきます。
居住者が持ち込む家電や調理器具などは、省エネ効果は評価されませんが、 太陽光パネルによる再生可能エネルギー発電や、エコキュートなどの省エネ効果は評価の対象となります。
一次エネルギー消費量は、床面積、居住人数、部屋の種類によって変わってきます。
とはいえ実際の暮らし方は、設計の段階ではわかりません。そこで「主たる居室」「その他の居室」「非居室」のそれぞれに、 床面積に応じた標準的な一次エネルギー消費量が設定されています。
居住者数や家電や調理器具も、床面積に応じた標準的な一次エネルギー消費量で計算。
こうして、住まい全体の一次エネルギー消費量を算出します。
次回は・・・第2回 『省エネ基準の数値が変わる』~
不公平のない断熱基準へ。